青紙応援団　～大分トリニータ・トレカブログ～

７年ぶりの大分トリニータ公式戦の開催となる
大分市営陸上競技場で行われた、天皇杯２回戦の横河武蔵野ＦＣ戦

結果は延長戦を戦って　３－３　で終わり、ＰＫ戦の末の辛勝
シャムスカ前監督がよく言っていましたが

心臓に悪い試合

というのは今日のような試合を言うんでしょうね

後半終盤までまさかの　０－２　のビハインド
高松選手、金崎選手の執念のゴールで

後半ロスタイムに何とか同点に追いつき延長戦に突入
延長戦前半で”持っている男”東選手のゴールでとどめを刺したかに見えましたが

延長戦後半でコーナーキックからまさかの失点で同点にされ
結局そのまま試合を終了して、ＰＫ戦に突入

ＰＫ戦では高松選手、フェルナンジーニョ選手が続けて外し
万事休すかと思われた後に、下川選手の２連続セーブで

何とか２転３転した心臓に悪い試合に終止符を打ち、３回戦に進むこととなりました
何とか勝ちましたが、試合の内容的には最悪でした

２失点目となる目の覚めるようなＦＫの直接ゴールを食らってようやく目が覚め
試合終盤に横河武蔵野ＦＣの選手の足が止まってしまったことで

何とか同点に追いつくことができましたが
それまでは０－２という結果に表れているように

ＪＦＬのチームを相手に、ことごとくチャンスを摘み取られ
運動量、勝負強さのいずれも完全に相手の方が勝っていました

ほぼベストメンバーで臨んだ大分トリニータでしたが
ＪＦＬのチーム相手にこんな試合内容では残留は厳しいか…と思ってしまいました

・・・と、愚痴はこのくらいにして
下川選手のＰＫストップ、本当にしびれました！


Ｊリーグオフィシャルトレーディングカード２００６ＴＥ　大分トリニータ
ＯＴ２８　下川誠吾　ポジション別カード

ＰＫストップの場面

下川選手は左に飛び、シュートは真ん中に蹴りこまれたのですが
左に飛びながらも懸命に残った手を逆方向伸ばし、見事にはじき出しました

ＧＫというポジションの性質上
中々出番が回ってこず、我慢の状態が続きますが

いつ出場しても活躍できるよう
常に準備をしているのが下川選手のすごいところですね

個人的には、実は市陸で大分トリニータの試合を観戦するのも
トリニータのＰＫ戦を見たのも初めてでした

こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが（できれば９０分以内で勝ちたいですよね）
試合内容は別として、最後までどうなるかわからないハラハラした展開で

普段は見られない延長戦、ＰＫ戦まで楽しめて
最後は勝利して、すごく得した気分でした

ＪチームのＰＫ戦なんて滅多に見れないですが
何だか部活のノリみたいで応援も楽しかったです！


横河武蔵野ＦＣの熱心なサポの方も遠方から
応援に駆けつけていました

芝生席を縦横無尽に闊歩しながらの応援に
とても新鮮な感じがしました

しかし、試合開始前に、「慎吾返せ！」
というコールをしているように聞こえたのですが（もし違ってたらすいません）

もちろん慎吾選手は大分に必要な選手なので返せませんが
慎吾選手が横河電機（現横河武蔵野ＦＣ）に所属していたのは、１１年も前の話…

その後、新潟、京都、新潟と渡り歩いてきて
今更、大分に「返せ」って言われても…正直ちょっとピンと来ませんでした

それはそうとして、今日の横河武蔵野ＦＣのサッカーは
本当に素晴らしかったと思います

試合終了後、横河武蔵野ＦＣの選手が会場を一周する際
「武蔵野」コールが起こり、スタジアム全体が

スタンディングオベーションで迎えたくらい
最後までよく戦い貫いたと思います

今すぐにでも、Ｊで充分に通用するんじゃないでしょうか？

私は横河武蔵野ＦＣが「Ｊ」を目指しているということは
公式ＨＰでも表明されていないし

Wikipediaの、「Ｊリーグを将来目指しているチーム」
の中にも載っていないので、知らなかったんですが

「Ｊを目指す」旨の横断幕を掲げていたので
頑張ってＪに上がって来てほしいと思います

次回３回戦は１１月１日、九石ドームで
ジェフ千葉／HONDA FC　の勝者との対戦

このとき、大分トリニータが降格が決まっているのか
まだ残留に望みを繋いでいるのかはわかりませんが

どういう状況であれ、今日の試合を教訓として
天皇杯優勝を目指して、最後まで戦い抜いて欲しいと思います