2024年02月14日
Jリーグ空白県 現状で最もJリーグクラブ誕生に近い県は…
J1~J3までついに全国60クラブにまで拡大したJリーグ
しかし未だJリーグのクラブが存在しない県が6県
福井県、三重県、滋賀県
和歌山県、島根県、高知県
これらの県のうち現状で最もJリーグクラブ誕生に近い県は…
各県のJリーグ加盟を目指すクラブの現状を分析して
ランキングにしてみました!
【ランキングの基準】
【Aランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ JFL
2024年度のJ3クラブライセンス取得 ~ あり
【Bランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ JFL
2024年度のJ3クラブライセンス取得 ~ なし
【Cランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ 地域リーグ
全国地域CL出場経験クラブ ~ あり
【Dランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ 地域リーグ
全国地域CL出場経験クラブ ~ なし
【1位 滋賀県/Aランク】
【レイラック滋賀(JFL)】
ホームタウン:滋賀県草津市、東近江市、彦根市を中心とする滋賀県全県
2023年成績:JFL 3位
MIOびわこ草津時代の2008年からJFLに所属
特に昨年頃からJ3昇格に向けた本気度が伝わり
レイラック滋賀FCと名称を改めた2023年シーズンは
J3との入れ替え戦まで一歩届かなかったものの
クラブ史上最高成績となるJFL3位でフィニッシュ
昨年11月にはクラブ史上初めてとなるJ3クラブライセンスを取得
悲願のJ3入りを目指す今季はJリーグから新戦力を大量補強
戦力、成績、スポンサー・自治体の支援、地元の熱など
あらゆる面で現状で最もJ3昇格に近いクラブと言えます
【レイジェンド滋賀FC(関西1部)】
ホームタウン:滋賀県守山市
2023年成績:関西1部 2位
2005年に滋賀県からJリーグ入りを目指して発足したクラブ
2015年にMIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀)と
統合・一本化してJ3昇格を目指す予定と報じられましたが
交渉がまとまらずチーム統合を断念して独自にJリーグ加盟を目指しています
【ヴィアベンテン滋賀(滋賀県1部)】
ホームタウン:滋賀県守山市
2023年成績:滋賀県2部A 優勝→滋賀県1部昇格
公式Instagramに「#滋賀県にJリーグを」と記載
【2位 三重県/ランクA】
【ヴィアティン三重(JFL)】
ホームタウン:三重県桑名市ほか
2023年成績:JFL 10位
将来のJリーグ入りを目指し2012年に発足したクラブ
アルビレックス新潟のような総合スポーツクラブで
サッカーの他にもバスケットボールやバレーボールのクラブを
「ヴィアティン三重」のチーム名で運営しています

2024年度のJ3クラブライセンスを取得するも
昨年はJFLで10位に終わりJ3昇格はならず
2017年から在籍するJFLでの最高順位は
2020年の6位となかなか成績の方が付いてきませんが
後は成績条件を満たすのみ!といったところ
滋賀県のレイラック滋賀に次いでJ3昇格に近いクラブと言えます
【アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)】
ホームタウン:三重県鈴鹿市
2023年成績:JFL 9位
三重県名張市を拠点としていた「三重FCランポーレ」と
三重県鈴鹿市を拠点としていた「鈴鹿クラブ」が合併して
2009年に「FC鈴鹿ランポーレ」として発足
合併前からJリーグ加盟を目指すことを表明していました
2016年に「鈴鹿アンリミテッドFC」
2020年に「鈴鹿ポイントゲッターズ」にクラブ名を変更
日本の全国リーグ初の女性監督の起用や
レジェンド「カズ」の獲得などが話題になっていました

JFL参戦は2019年とライバルのヴィアティン三重に
少し遅れを取ったものの2021年には過去最高順位となるJFL4位
カズが在籍した2022年にはホーム平均観客動員数が
2312人を記録するなど絶大な人気を誇り
ヴィアティン三重とどちらが先に三重県初のJクラブになるか?
とJ3昇格の有力候補としてしのぎを削っていましたが
2022年に八百長疑惑、元執行役員による脅迫未遂での逮捕といった
不祥事が噴出し「Jリーグ百年構想クラブ」が剥奪
またその後も三浦泰年監督によるパワハラ問題などでもめにもめ
2022年シーズン終了後に選手全36人のうち25人前後が退団
2023年には社長・役員・監督等のトップ体制を一新し
2024年から「アトレチコ鈴鹿クラブ」とクラブ名を改め再スタートしたものの
過去のゴタゴタから今後のJ3クラブライセンス取得の
審査の目は一層厳しくなると思われます
またクラブ名を変更して再スタートを切りましたが
クラブ発足時からコロコロとチーム名が変わる混迷ぶりで
これではチームへの愛着も湧きづらいと思われ
地元のファン・サポーターが置き去りにされている印象を受けます
昨年のJFL順位はライバルのヴィアティン三重より
一つ上の9位という成績でしたが
J3昇格レースではヴィアティン三重に
一歩遅れを取っていると言わざるをえません
【FC.ISE-SHIMA(東海1部)】
ホームタウン:三重県鈴鹿市
2023年成績:東海1部 3位
2013年、地元伊勢市出身の元サッカー選手中田一三氏による
「スポーツと自然環境を生かす町づくり」の提案を受けて
三重県1部のピクシーBCを前身に設立されたクラブ
東海1部リーグでの優勝経験はないものの
2021年に東海1部2位で全国地域CLに出場し
決勝ラウンドで2位に入りJFL16位のホンダロックSCとの
入替戦に出場しましたが惜しくも敗れJFL昇格を逃した経験があります
【TSV1973四日市(三重県1部)】
ホームタウン:三重県四日市市ほか
2023年成績:三重県1部 2位
三重教員サッカークラブが前身
1994年、四日市市に本社を置く不動産会社の「マインドハウス」
がスポンサーとなりMIND HOUSE TCへ改名
2015年、FC四日市と統合してクチーム名をTSV1973四日市へ変更
2019年、将来Jリーグ加盟を目指すことを表明
【3位 高知県/Bランク】
【高知ユナイテッドFC(JFL)】
ホームタウン:高知市を中心とする高知県全県
2023年成績:JFL 7位
2016年、高知県初のJリーグ加盟クラブの誕生を目的として
四国サッカーリーグ所属の「アイゴッソ高知」と
「高知UトラスターFC」の2チームが統合して発足したクラブ
2020年から参戦しているJFLでは
2023年シーズンにクラブ史上最高順位となる7位
2024年度のJ3クラブライセンスの申請も行いましたが
財務基準や平均観客数について度重なる継続審議を受け辞退
昨年の成績面では三重県の2クラブより上位に付けているものの
財務基準や平均観客数でJ3クラブライセンス取得の
条件を満たせるかどうかがカギとなりそうです
【4位 福井県/Cランク】
【福井ユナイテッドFC(北信越1部)】
ホームタウン:福井県
2023年成績:北信越1部 優勝(全国地域CL予選リーグ敗退)
2019年に経営難で解散したサウルコス福井の運営法人
「NPO法人福井にJリーグチームをつくる会」を引き継ぐ会社として
福井県サッカー協会が中心となり福井県内の有志が出資して
福井ユナイテッド株式会社を設立して始動したクラブ
設立後は北信越1部リーグを5シーズンで4度の優勝
毎年のように全国地域CLに顔を出す常連
2019年には全国地域CLの予選リーグを1位通過するも
決勝ラウンドで敗退しJFL昇格はならず
JFL昇格まであと一歩!というクラブです
【パトリアーレSABAEアルティマ(福井県2部)】
ホームタウン:福井県鯖江市
2023年成績:福井県2部 5位
公式サイトに「ヒト・マチ・クラブが一体となって世界一のプロサッカークラブを目指す」と記載
【5位 和歌山県/Cランク】
【アルテリーヴォ和歌山(関西1部)】
ホームタウン:和歌山県和歌山市
2023年成績:関西1部 優勝(全国地域CL予選リーグ敗退)
Jリーグ入りを目指し始めた歴史は比較的古く
2006年に「NPO和歌山からJリーグチームをつくる会」が発足し
「アルテリーヴォ和歌山」を設立
和歌山県3部から一歩ずつカテゴリーを上げて
2012年から関西1部に所属し12年間のうち4度のリーグ優勝
2023年も優勝し全国地域CLに歩を進めましたが予選リーグ敗退
過去4度にわたり全国地域CL予選リーグで涙を飲んでいますが
まずはこの壁を突破してJFL昇格を達成したいところです
【FC和歌山(和歌山県1部)】
ホームタウン:和歌山県全域
2023年成績:和歌山県1部 2位
公式サイトに「関西リーグ、JFL昇格、その先のJリーグに向けて進化を図る」と記載
【6位 島根県/Dランク】
Jリーグ空白県の中で残念ながら現状で最も
Jクラブ誕生まで遠いと思われるのが島根県
島根県には元々「松江シティFC」という
県内トップを走るサッカークラブがあり
2019年からJFLに昇格し2021年には
クラブ史上最高順位となるJFL5位を記録
2022年にはクラブ名を「FC神楽しまね」に変更し
いよいよJ3昇格に向けて動き出したかに思われましたが
同年に絶望的な経営難に陥り選手への給与未払い問題が発生
結局解決できないままJFL脱退、クラブ解散という悲劇となってしまいました
一度こういった悲劇が起きてしまうと
当面は「Jクラブを誕生させよう!」という機運の高まりは
非常に厳しい状況になると思われ…
これは決して人ごとではなく
かつて大分県でも現在大人気のバスケットボール
「Bリーグ」の誕生前に開催されていた
プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」に
「大分ヒートデビルス」というプロチームが所属していました



しかしBリーグ誕生の前年となる2015年に
運営会社が深刻な経営難によりチーム運営から撤退
愛媛県に設立される新会社へチームを譲渡することとなり
bjリーグ最終年となった2015-16シーズンは
「大分・愛媛ヒートデビルズ」とクラブ名を変更して
大分県と愛媛県のダブルフランチャイズ制で運営
その後2016年のBリーグ発足に伴い
同チームは「愛媛オレンジバイキングス」として
現在まで活動しているのは周知のとおり
「大分ヒートデビルス」は実質的に消滅した状態となっています
あとちょっとだけ持ちこ堪えることができていれば
Bリーグ人気で大分でもプロバスケットボールの
熱が沸き起こっていたかもしれないのに…
と思うと本当に残念でなりません
一応将来のBリーグ加盟を目指すチームとして
2020年に元大分トリニータヒートデビルス選手の
高倉佑貴氏が「デビルズ大分」というチームを設立していますが
2023年5月にトップチームの活動休止を発表しており
2024年現在で全国に6県しかないBリーグ空白県から
大分県が卒業できる気配は一向にありません
それだけかつて「ヒートデビルス・ショック」の
影響が大きいということだろうと思います
とはいえ諦めずにいつか大分県にもBリーグクラブを!
そして島根県にもJリーグクラブを!
…ということで
現状で島根県で唯一将来のJリーグ加盟を目指して
活動しているクラブがあります!
【ベルガロッソいわみ(中国)】
ホームタウン:島根県浜田市を中心とした石見地方全域
2023年成績:中国 4位
クラブの歴史は古く1977年にバンカーズとして創設し
2005年に浜田FCコスモスに名称を変更
2019年に県リーグから中国リーグに昇格し
2020年にクラブ名をベルガロッソ浜田に変更
2022年にはクラブ史上最高順位となる中国リーグ3位
「FC神楽しまね」消滅後の2023年から
クラブ名をベルガロッソいわみに改称し
ホームタウンも浜田市から石見地方全域に拡大しています
まだ地域リーグ優勝や
全国地域CLへの出場経験はありませんが
大分県(バスケ)と同じく「悲劇からの再興」「空白県からの卒業」
を目指してがんばってほしいです!
しかし未だJリーグのクラブが存在しない県が6県
福井県、三重県、滋賀県
和歌山県、島根県、高知県
これらの県のうち現状で最もJリーグクラブ誕生に近い県は…
各県のJリーグ加盟を目指すクラブの現状を分析して
ランキングにしてみました!
【ランキングの基準】
【Aランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ JFL
2024年度のJ3クラブライセンス取得 ~ あり
【Bランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ JFL
2024年度のJ3クラブライセンス取得 ~ なし
【Cランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ 地域リーグ
全国地域CL出場経験クラブ ~ あり
【Dランク】
県内にJリーグ加盟を表明するクラブ ~ あり
同クラブの最上位カテゴリー ~ 地域リーグ
全国地域CL出場経験クラブ ~ なし
【1位 滋賀県/Aランク】
【レイラック滋賀(JFL)】
ホームタウン:滋賀県草津市、東近江市、彦根市を中心とする滋賀県全県
2023年成績:JFL 3位
MIOびわこ草津時代の2008年からJFLに所属
特に昨年頃からJ3昇格に向けた本気度が伝わり
レイラック滋賀FCと名称を改めた2023年シーズンは
J3との入れ替え戦まで一歩届かなかったものの
クラブ史上最高成績となるJFL3位でフィニッシュ
昨年11月にはクラブ史上初めてとなるJ3クラブライセンスを取得
悲願のJ3入りを目指す今季はJリーグから新戦力を大量補強
戦力、成績、スポンサー・自治体の支援、地元の熱など
あらゆる面で現状で最もJ3昇格に近いクラブと言えます
【レイジェンド滋賀FC(関西1部)】
ホームタウン:滋賀県守山市
2023年成績:関西1部 2位
2005年に滋賀県からJリーグ入りを目指して発足したクラブ
2015年にMIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀)と
統合・一本化してJ3昇格を目指す予定と報じられましたが
交渉がまとまらずチーム統合を断念して独自にJリーグ加盟を目指しています
【ヴィアベンテン滋賀(滋賀県1部)】
ホームタウン:滋賀県守山市
2023年成績:滋賀県2部A 優勝→滋賀県1部昇格
公式Instagramに「#滋賀県にJリーグを」と記載
【2位 三重県/ランクA】
【ヴィアティン三重(JFL)】
ホームタウン:三重県桑名市ほか
2023年成績:JFL 10位
将来のJリーグ入りを目指し2012年に発足したクラブ
アルビレックス新潟のような総合スポーツクラブで
サッカーの他にもバスケットボールやバレーボールのクラブを
「ヴィアティン三重」のチーム名で運営しています

2024年度のJ3クラブライセンスを取得するも
昨年はJFLで10位に終わりJ3昇格はならず
2017年から在籍するJFLでの最高順位は
2020年の6位となかなか成績の方が付いてきませんが
後は成績条件を満たすのみ!といったところ
滋賀県のレイラック滋賀に次いでJ3昇格に近いクラブと言えます
【アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)】
ホームタウン:三重県鈴鹿市
2023年成績:JFL 9位
三重県名張市を拠点としていた「三重FCランポーレ」と
三重県鈴鹿市を拠点としていた「鈴鹿クラブ」が合併して
2009年に「FC鈴鹿ランポーレ」として発足
合併前からJリーグ加盟を目指すことを表明していました
2016年に「鈴鹿アンリミテッドFC」
2020年に「鈴鹿ポイントゲッターズ」にクラブ名を変更
日本の全国リーグ初の女性監督の起用や
レジェンド「カズ」の獲得などが話題になっていました

JFL参戦は2019年とライバルのヴィアティン三重に
少し遅れを取ったものの2021年には過去最高順位となるJFL4位
カズが在籍した2022年にはホーム平均観客動員数が
2312人を記録するなど絶大な人気を誇り
ヴィアティン三重とどちらが先に三重県初のJクラブになるか?
とJ3昇格の有力候補としてしのぎを削っていましたが
2022年に八百長疑惑、元執行役員による脅迫未遂での逮捕といった
不祥事が噴出し「Jリーグ百年構想クラブ」が剥奪
またその後も三浦泰年監督によるパワハラ問題などでもめにもめ
2022年シーズン終了後に選手全36人のうち25人前後が退団
2023年には社長・役員・監督等のトップ体制を一新し
2024年から「アトレチコ鈴鹿クラブ」とクラブ名を改め再スタートしたものの
過去のゴタゴタから今後のJ3クラブライセンス取得の
審査の目は一層厳しくなると思われます
またクラブ名を変更して再スタートを切りましたが
クラブ発足時からコロコロとチーム名が変わる混迷ぶりで
これではチームへの愛着も湧きづらいと思われ
地元のファン・サポーターが置き去りにされている印象を受けます
昨年のJFL順位はライバルのヴィアティン三重より
一つ上の9位という成績でしたが
J3昇格レースではヴィアティン三重に
一歩遅れを取っていると言わざるをえません
【FC.ISE-SHIMA(東海1部)】
ホームタウン:三重県鈴鹿市
2023年成績:東海1部 3位
2013年、地元伊勢市出身の元サッカー選手中田一三氏による
「スポーツと自然環境を生かす町づくり」の提案を受けて
三重県1部のピクシーBCを前身に設立されたクラブ
東海1部リーグでの優勝経験はないものの
2021年に東海1部2位で全国地域CLに出場し
決勝ラウンドで2位に入りJFL16位のホンダロックSCとの
入替戦に出場しましたが惜しくも敗れJFL昇格を逃した経験があります
【TSV1973四日市(三重県1部)】
ホームタウン:三重県四日市市ほか
2023年成績:三重県1部 2位
三重教員サッカークラブが前身
1994年、四日市市に本社を置く不動産会社の「マインドハウス」
がスポンサーとなりMIND HOUSE TCへ改名
2015年、FC四日市と統合してクチーム名をTSV1973四日市へ変更
2019年、将来Jリーグ加盟を目指すことを表明
【3位 高知県/Bランク】
【高知ユナイテッドFC(JFL)】
ホームタウン:高知市を中心とする高知県全県
2023年成績:JFL 7位
2016年、高知県初のJリーグ加盟クラブの誕生を目的として
四国サッカーリーグ所属の「アイゴッソ高知」と
「高知UトラスターFC」の2チームが統合して発足したクラブ
2020年から参戦しているJFLでは
2023年シーズンにクラブ史上最高順位となる7位
2024年度のJ3クラブライセンスの申請も行いましたが
財務基準や平均観客数について度重なる継続審議を受け辞退
昨年の成績面では三重県の2クラブより上位に付けているものの
財務基準や平均観客数でJ3クラブライセンス取得の
条件を満たせるかどうかがカギとなりそうです
【4位 福井県/Cランク】
【福井ユナイテッドFC(北信越1部)】
ホームタウン:福井県
2023年成績:北信越1部 優勝(全国地域CL予選リーグ敗退)
2019年に経営難で解散したサウルコス福井の運営法人
「NPO法人福井にJリーグチームをつくる会」を引き継ぐ会社として
福井県サッカー協会が中心となり福井県内の有志が出資して
福井ユナイテッド株式会社を設立して始動したクラブ
設立後は北信越1部リーグを5シーズンで4度の優勝
毎年のように全国地域CLに顔を出す常連
2019年には全国地域CLの予選リーグを1位通過するも
決勝ラウンドで敗退しJFL昇格はならず
JFL昇格まであと一歩!というクラブです
【パトリアーレSABAEアルティマ(福井県2部)】
ホームタウン:福井県鯖江市
2023年成績:福井県2部 5位
公式サイトに「ヒト・マチ・クラブが一体となって世界一のプロサッカークラブを目指す」と記載
【5位 和歌山県/Cランク】
【アルテリーヴォ和歌山(関西1部)】
ホームタウン:和歌山県和歌山市
2023年成績:関西1部 優勝(全国地域CL予選リーグ敗退)
Jリーグ入りを目指し始めた歴史は比較的古く
2006年に「NPO和歌山からJリーグチームをつくる会」が発足し
「アルテリーヴォ和歌山」を設立
和歌山県3部から一歩ずつカテゴリーを上げて
2012年から関西1部に所属し12年間のうち4度のリーグ優勝
2023年も優勝し全国地域CLに歩を進めましたが予選リーグ敗退
過去4度にわたり全国地域CL予選リーグで涙を飲んでいますが
まずはこの壁を突破してJFL昇格を達成したいところです
【FC和歌山(和歌山県1部)】
ホームタウン:和歌山県全域
2023年成績:和歌山県1部 2位
公式サイトに「関西リーグ、JFL昇格、その先のJリーグに向けて進化を図る」と記載
【6位 島根県/Dランク】
Jリーグ空白県の中で残念ながら現状で最も
Jクラブ誕生まで遠いと思われるのが島根県
島根県には元々「松江シティFC」という
県内トップを走るサッカークラブがあり
2019年からJFLに昇格し2021年には
クラブ史上最高順位となるJFL5位を記録
2022年にはクラブ名を「FC神楽しまね」に変更し
いよいよJ3昇格に向けて動き出したかに思われましたが
同年に絶望的な経営難に陥り選手への給与未払い問題が発生
結局解決できないままJFL脱退、クラブ解散という悲劇となってしまいました
一度こういった悲劇が起きてしまうと
当面は「Jクラブを誕生させよう!」という機運の高まりは
非常に厳しい状況になると思われ…
これは決して人ごとではなく
かつて大分県でも現在大人気のバスケットボール
「Bリーグ」の誕生前に開催されていた
プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」に
「大分ヒートデビルス」というプロチームが所属していました



しかしBリーグ誕生の前年となる2015年に
運営会社が深刻な経営難によりチーム運営から撤退
愛媛県に設立される新会社へチームを譲渡することとなり
bjリーグ最終年となった2015-16シーズンは
「大分・愛媛ヒートデビルズ」とクラブ名を変更して
大分県と愛媛県のダブルフランチャイズ制で運営
その後2016年のBリーグ発足に伴い
同チームは「愛媛オレンジバイキングス」として
現在まで活動しているのは周知のとおり
「大分ヒートデビルス」は実質的に消滅した状態となっています
あとちょっとだけ持ちこ堪えることができていれば
Bリーグ人気で大分でもプロバスケットボールの
熱が沸き起こっていたかもしれないのに…
と思うと本当に残念でなりません
一応将来のBリーグ加盟を目指すチームとして
2020年に元大分トリニータヒートデビルス選手の
高倉佑貴氏が「デビルズ大分」というチームを設立していますが
2023年5月にトップチームの活動休止を発表しており
2024年現在で全国に6県しかないBリーグ空白県から
大分県が卒業できる気配は一向にありません
それだけかつて「ヒートデビルス・ショック」の
影響が大きいということだろうと思います
とはいえ諦めずにいつか大分県にもBリーグクラブを!
そして島根県にもJリーグクラブを!
…ということで
現状で島根県で唯一将来のJリーグ加盟を目指して
活動しているクラブがあります!
【ベルガロッソいわみ(中国)】
ホームタウン:島根県浜田市を中心とした石見地方全域
2023年成績:中国 4位
クラブの歴史は古く1977年にバンカーズとして創設し
2005年に浜田FCコスモスに名称を変更
2019年に県リーグから中国リーグに昇格し
2020年にクラブ名をベルガロッソ浜田に変更
2022年にはクラブ史上最高順位となる中国リーグ3位
「FC神楽しまね」消滅後の2023年から
クラブ名をベルガロッソいわみに改称し
ホームタウンも浜田市から石見地方全域に拡大しています
まだ地域リーグ優勝や
全国地域CLへの出場経験はありませんが
大分県(バスケ)と同じく「悲劇からの再興」「空白県からの卒業」
を目指してがんばってほしいです!
ガンバ大阪の新マスコット「モフレム」って知ってました?
もしJFLが2部制になったら…(ただの妄想です)
Jリーグが秋春制移行に向けてついに舵を切った!
ヴィアマテラス宮崎がなでしこリーグ1部昇格!一昨年まで九州2部だったのに…(;゚Д゚)
もしJFLが2部制になったら…(ただの妄想です)
Jリーグが秋春制移行に向けてついに舵を切った!
ヴィアマテラス宮崎がなでしこリーグ1部昇格!一昨年まで九州2部だったのに…(;゚Д゚)
Posted by tricaman at 19:07│Comments(0)
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